ちょっと懐かしい…あの頃の大ヒットJ-POPの名曲が極上のJAZZにカヴァー・アレンジされて今蘇る! 昨今良く耳にする“R○○"ということば。音楽業界の中でも80~90年代のJ-POPを中心に数々のコンピレーション・アルバムが発売され、ヒット作品も多く生み出されている。新聞やテレビで連日のように報道される深刻な不況のニュースや嫌な事件ばかりが目立つこんな時だからこそ、懐かしいあの頃をふと思い出したくなるのが人間の性なのかもしれない。そんな時は音楽が一番の救いになることも多く、一瞬だけでも心が休まるような癒し効果を持っている。 本作はアンディー・エズリン(p)、井上陽介(b)、ザック・ダンジガー(ds)のトリオが1999年にニューヨークでレコーディングした音源で、当時のJ-POPヒット・ナンバー13曲をJAZZにカヴァー・アレンジしたコンピ・アルバム。あの頃よりもちょっと大人になった人たちにとっては、JAZZで聴くからこそ一層心が温まる作品になるだろう。(The Walker's 加瀬正之)