8巻は唐突に神楽坂編。無理矢理胡蝶と恵慈が出てくるが（笑）。だが、上七軒で店出し寸前だった十子が、いくら自分の父親探しのためとは言え、いきなり髪を切って東京まで家出、父親が誰かわかったので神楽坂で半玉さんになる・・・。非常識もはなはだしい。どの業界も信用第一ではないのか。無理があるのは子供の十子にいきなり惚れてしまうミシェル。それと、何でもかんでもオカルトにからめるのはどうか・・・。河惣先生妄想全開になってきた巻。

話し的にはいつものメンバーがでなくて残念。古き良き時代の神楽坂を描いてるみたいで、今はそんな町並みも崩れてる。日本として守るべきで、条令等で景観を維持すべき。出ないといびつな風景の日本になってしまうんだろうなとこの本を読み考えさせられる。伝統は継承するのは難しく、だが壊すのはあっという間。復活は難しい。そのことに気付きにくい。