著者のルーツ
★★★☆☆
著者の「ささめきこと」を読んで、はじめは最近同人系からの移行した人かと思っていました。
それにしては上記著書を読んで、なんとなく違和感があるのはなぜか不思議でしたが、
この「プラトニックホーム」を読んで、合点がいきました。
この作品は今から10年以上前の著者の作品集で、掲載紙がビックコミックオリジナル中心ということもあり、
当時著者より高年齢向けに奮闘した作品です。
実は長いキャリアがあるということがささめきことの節々ににじみ出ていたのかなと思いました。
著者のデビューから作品で、掲載紙のカテゴリーの関係上、読者を選びますが、著者のルーツを知るには良い作品かもしれません。
(とって付けた帯コメントが多い中、著者が夭逝したら
当時の長らくアシスタント先だった高橋しん先生に過去作品の同人紙での発行を依頼したという逸話(wiki)があり、
その関係で、帯にコメントを提供しているのが泣かせますw)