一枚組で曲数が物足りないし、今となってはリマスターというのはウリにならないので存在意義は薄れた気はします。でも、メンバー自信が選んだ楽曲ということで、選曲は非常にバランスが良いと思います。収録曲はラスト二曲を除き、デビュー〜Hurricane Eyesまでのアルバムからの選曲（LIGHTNING STRIKESからは入ってませんが）となっています。14はオリジナルメンバー復活第一弾アルバムである、SPIRITUAL CANOEのオープニングトラック。

あと何と言ってもこのベストは、二井原ボーカルによるSOLDIER OF FORTUNE新録という目玉があるのがポイントでしょう。この曲は、Hurricane〜の次作である同名アルバムのタイトルトラックで、正統派メタルの名曲中の名曲です。これに価値を見いだせるかどうかで、本作の評価はガラっと変わると思います。

私はこの盤からLOUDNESSに入ったド素人です。
かなり楽しめました。オリジナル盤も聴いてみたいと思えました(勿論、二井原さんボーカルではない曲も)。
｢CRAZY NIGHT｣も｢CRAZY DOCTOR｣も｢SOLDIER OF FORTUNE｣も……とにかくMASTERPIECEの名に恥じない格好良さです。

あと、当方SEX MACHINEGUNSのファンでもあるのですが、
LOUDNESSがSEX MACHINEGUNSに強い影響を与えているのを思い知らされました。
というか、SEX MACHINEGUNSがLOUDNESSをネタ元としていたようですね(笑)

ラウドネスのベスト盤、昔からのファンは何故に、この曲が収録されていないのか？等と疑問を持ちつつ・・・・やはり。。ラウドネス史上最大の難易度を誇る「S.D.I」弦飛び奏法ぶっとび早弾きの「クレイジーナイト」と過去のリマスターが並ぶ中、「ソルジャー・オブ・フォーチューン」の二井原ヴァージョン、当時この時点で二井原はラウドネスを解雇されているので、こうして、二井原オリジナルが聴けるだけでもよしとしよう。。当然、マイク版のオリジナル「ソルジャー・オブ〜」とヴァージョンが違うので比べようがないけれど・・やはり、これは、二井原の歌だったんだなぁ。。と実感・・・・

最後のオリジナルメンバーでのソルジャーオブフォーチューンは確にカッコイイです。ただ、自分だけかもしれないですけどVoの音量が小さいとゆうか、なんというか。このように作ったかもしれないし、どうなんだろうということで、☆四つにしました。でもラウドネスはカッコイイバンドです。

絶対はずれない曲がいくつかあり、その曲たちこそがラウドネスなのだろう。このベスト盤では、今までのベストから漏れていた曲、プラス最近の名曲『THE END OF EARTH』『THE WINDS OF VICTORY』が収録、プラス新録りの『SOLDIER OF FORTUNE』が収録されているのが素晴らしい。オリジナルメンバーがさらにパワーアップ！
『Rock Shock』など過去の名曲が、リマスターにより蘇っており、新しい曲と比べも遜色ないのがすばらしい。新録りといっても良いほど。