かっこいいぞぉ
★★★★★
実は恥ずかしながら、このバンドの音を聞くのは初めてでした。
僕はどんなジャンルの音(PUNK R&b TECHNO ETC)なんでも聞きますが
初めてTom Waitsを聞いた時のような衝撃を感じました。
単にカントリーを超えた非常に良いバンドです。
かっこいい音です
今年のBEST1間違いなし
★★★★★
これまでも良質の作品を出し続けてきたBUDDYだが、一聴して、「ぴゃ今回はJULIEのアルバムだな。」と思うほどJULIEの歌声の印象が強かった。正直今までJULIEの声は好きではなかったが、今作は三曲目Do’nt Say Goodbye を聴いて心がゾクゾクっと動いてしまった。半分以上がJULIE作のナンバーだが、どれも素晴らしい。虚弱体質で寝込みがちだと聞く彼女を思うと(縁起でもないが)白鳥の歌を聞いたような印象すら抱いてしまった。
ところが聞き込むうちに、やはりジワジワとBUDDYの味が強く滲み出した。特に後半のバラードの淡々とした味わいは今までにないものだ。最終的には全曲気に入ってしまった。
音楽の豊かさ、それを作っていく演奏者の豊さを大いに感じた大傑作だ。これを抜くとしたら、今作にも協力しているGurf Morlixの新作しかないと思ったが、悪くはないがこのさくにを凌ぐ出来ではなかった。今年はまだ三分の一も終わっていないけれど、近作を抜く作品は出ないものと思っている。
2月に心臓麻痺で倒れてしまったBUDDYが早く立ち直り、これを越えるソロを発表してくれることを祈っている。
味わい
★★★★★
アメリカを代表するカントリーSSW夫婦の新作は2001年のセルフタイトル以来。
気になるゲストはPatty GriffinやGurf Morlix、Robert Plant、Emmylou Harrisと超一流のルーツ系ミュージシャンが名を連ねる。
内容もカントリーを軸に、ジャズやブルース、ゴスペル等々アメリカンルーツの根っこの部分を、しっかりと溶かし込みながら、ざっくりしたBuddy Millerのロック感と、Jullieの良い意味でのチープなカントリー感を織り交ぜ重厚感のあるルーツロックに仕上がっている。
Buddy Millerの骨のあるボーカルはもちろん、バンドサウンドをゆったりと切り裂く強烈なギターには身震いがする。そしてそこに顔を出すJulieの女性らしいボーカルとの対比が素晴らしい。
これこそテキサスの本物のアメリカーナ、オルタナ・カントリー・アルバムだとお奨めできる名作。