懐かしの名曲の数々
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私のような50代のオールド・ロック・ファンにとって、このような1970年から79年にかけての名曲の数々が集大成されているわけですから感激ですね。
「黒い炎」は、ブラスロックバンドだったチェイスの大ヒット曲です。4本のトランペットのハイ・ノートがとてもきまっています。高音のサウンドは、聴いている者に快感さえ覚えさせます。当時、同様の音楽を演奏していたトランペットのメイナード・ファーガソンのサウンドを思い出しました。
A.O.R.の代表的な歌手といえばボズ・スキャッグスですね。「ウィアー・オール・アローン」のように都会的なロック・バラードが多く、ロックにお洒落を持ちこんだ男といわれています。TOTOの演奏も今聴いてもなかなか素晴らしいですね。
スリー・ドッグ・ナイトの「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」、 シカゴの「サタデイ・イン・ザ・パーク」、アメリカの「名前のない馬」など、1970年代初頭を飾ったロックの名曲に再び出会えった歓びに感謝しています。
ニルソンの「ウィザウト・ユー」も沢山カバーされているので有名ですが、いつ聴いても名曲だと思いますね。
オリビア・ニュートン・ジョンやベイ・シティ・ローラーズのように当時大変な人気があったアーティストの歌声を聴くたび、私達の世代の「ナツメロ」だなあ、と思っています。
このCDは、あの頃青春を送った人達への時を越えた素晴らしい「贈り物」と言えましょう。