飛躍的進化
★★★★★
LOUDNESSはファーストアルバムの「誕生前夜」の頃から素晴らしかったが、更に飛躍的な進化を遂げたアルバムだと思う。バンドとしてのレベルがここにきて格段にアップした。音楽性はよりストレートなヨーロピアン・ヘヴィーメタル、あるいはリッチー的な様式美へと接近し、メロディーも充実。楽曲の完成度はラウドネス史上でも一、二を争うほどの素晴らしさ。また、とにかくリフがキャッチーなのも特徴で、ほとんどの曲のリフが口づさめてしまうほど。
イントロのリフのインパクトが凄すぎる2とPurple+スラッシュ的な9はバンドの代表曲であり、永遠の名曲!ギターソロも最高。他にも雰囲気を盛り上げる荘厳な序章1、勇壮でフック満載の3、リフが小気味良くソロも軽妙なMSGしてる4、歌メロが美しい感動的なバラード大作5、様式美色の強い正統派メタル6など名曲だらけです。天才・高崎晃の評価を決定付けた、歴史的名盤。
どこの国の人が歌っているのかと思った…
★★★★★
当時ウォークマンで友人から聴かされた、このアルバム。まず日本語には聴こえなかった。それを友人に問うと4人全員日本人で歌詞も日本語と聞かされた。それと、15だった俺に衝撃的だった高崎のギター、樋口のドラム。凄かった。その後2年ほどラウドネスもライブに明け暮れ当時はチケットも安く大阪、京都、神戸と俺も50回ほどライブに足を運んだ。会場によっては半分ほどしか入ってない所もあったが、その頃は、まだヘヴィメタは市民権を得てなかったようで仕方なかったのかな。だけど音楽に、どっぷりのめり込んでいく俺には、どのライブも貴重だった。その後、東京でのライブがビデオ化されるが、生のライブとは比較にも参考にもならなかった。
そして今でも鮮明な記憶として残っているのは、あれほど難しいギターのフレーズを1音も間違えず弾く高崎のギターだった。そしてラウドネスは苦労に苦労を重ね世界を目指し撃剣霊化を発表し、そのツアーを最後に正式に世界に旅立った。アレスの嘆きと共に日本を去る。帰るとこなどないさと唄う二井原の気持ちが泣けるほど伝わってきた。
ちょっと恥ずかしくなる
★★☆☆☆
撃剣霊化は今聴いてもしびれるほど格好いいですが、そのつい一つ前に出されたとは思えないほど、このアルバムのサウンドには強い「昭和臭」を感じてしまう。ノスタルジーにひたる目的ならよいですが、聴くときは周囲を気にしてヴォリュームはやや控え気味。もちろん演奏は文句のつけようがないです。
最高です。シビレました。
★★★★★
とても26年もむかしのアルバムだなんて思えません。一曲目のテーマオブラウドネスパート2の賛美歌みたいなサビから始まって、2曲目のインザミラーの完成度は背中がぞくぞくするほどです。本編9曲のあとに入ってるボーナストラック2曲もカッコイいですし、お値段以上にお買い得な一枚だと思います!それにしても、松田聖子とか中森明菜とかいわゆるアイドル歌謡が全盛の時代に、ここまで凄いレベルの音楽で勝負してヒットを飛ばしていたラウドネスって、本当にかっこいいですね!日本一のロックバンドだと思います。
Listen!!
★★★★★
つい先日、懐かしさから購入、あまりのクオリティの高さに打ちのめされる。
歌メロもしっかりしていて、声さえ出れば歌える曲ばかり。
間違いなく名盤、このアルバムを聴かずしてHR・HMを語る資格はない。
「ロードレーサー」も収録されているということで、お得感も有り。
これを出した当時メンバーは皆20代前半、現代の同世代の皆様にぜひ聞いてほしい逸品。
ただ、リミックスがキレイなため、音がまとまりすぎてつまらないので、★4つと思ったが、ライナー写真のメンバーの若さに★ひとつ追加。