TRPGをよく知らない人でも……
★★★★☆
ボイスドラマだけで元は取れるかと思います。
特に戦いのシーンが素晴らしい。
何が起きているか逐一説明しているように見えて冗長な箇所を巧く省略しているため、また音声のクオリティと声優さんの熱演もあって、音だけのドラマなのに非常にわかりやすく迫力がある戦闘になっています。
TRPGについて、リプレイ等の物語を含めて把握している方がより楽しめるのは間違いないでしょう。また、パロディの元ネタを知っていれば……というところもあるのかもしれません。
けれど、面白い物はそんな事がわからなくたって面白いのです。
例えばアニメ版ナイトウィザードから入った人にTRPG関連で何か薦めるとしたら、私はこれを推します。
ボイスドラマを聴いて「よくわからないけど面白い」と思えたらリプレイに目を通してみる、という楽しみかたもアリだと思います。
冥魔王にはお仕置きされてしまうかもしれませんが。
帰ってきたドラゴン
★★★★★
本書は毎年恒例となっているNWのファンブックで、2nd2冊目、通算4冊目のものです。
例によって本+CDという構成になっております。
CDにはボイスドラマが収録。
冥魔王の襲来によって世界がピンチになったり、復活を遂げたキャラ(達)が早速登場したりしています。
そのキャストは意外とも、順当とも。
出演者は冥魔王(冥刻王)に田村ゆかり、他に後藤邑子(ベル)、植田佳奈(アゼル)、柚木涼香(リオン)、宮崎羽衣(ようじょ)、佐藤利奈(くれは)、小暮絵魔様(灯、アンゼ)、矢薙直樹(命)、木下紗華(A)、小泉豊(B)、田代有紀(C)の面々。
本にはリプレイとシナリオ2本が掲載。
リプレイはボイスドラマの「前日譚」的もので、GM/執筆は伊藤和幸。
PLは菊池たけし、田中信二に、イラストレイターのみかきみかこと、絶対領域研究家の小泉豊となっています。
PCは久々登場のくれはにマユリと、菊池のようじょに、そのようじょを守る小泉のロンギヌスです。
なれないようじょに悪戦苦闘する菊池とそれをけなげに守る小泉が見所か。
また、仕様上の都合でストーリーの根幹は菊池が考えているのですが、その根幹を守りつつも独自性を発揮する伊藤もポイントかも。
シナリオは「多すぎる」シリーズの新作(1レベル向け)と,超公驚異のメカニズムによる宇宙滅亡の恐怖を描いた表題作的シナリオ「オペレーション・ケイオス」(10レベル向け)の2つです。
ゲーム的追加は薄めですが、例によって例によって例によってサプリメントではなくファンブックだから、と言うことであらかじめご了承ください。
(文中敬称略)
今度のきくたけは確信犯!!
★★★★★
相変わらず面白いリプレイで読者を笑わせ、豪華声優陣によるドラマCDで視聴者を悶えさせ、付属シナリオでプレイヤーを楽しませる、素晴らしいファンブックの第四弾!!
今回はNW界きっての出世魚ロンギヌスコイズミの中の人がPLとして参戦。本当に格好良いPCと活躍でした。
さらにくれはやマユリといった過去作品からのPCが登場したことにより、初期のリプレイなどからのネタも多数。とんでもない伏線回収など、往年のファンに「ちょ!? やれれた〜!!w」と思わせてくれることうけあい。
そしてきくたけのPCヒロインには不覚にも萌えてしまった!?
さらにドラマCDの方では『あのお方』が声を当てた冥魔王が降臨! 色々ハマリすぎて怖いですw
今回のドラマは『ヒーロー』ベル、『ヒロイン』アゼルって感じなのでこっちも色々期待してくださいw
他にも『あの男』の復活とか今度は『それ』が多すぎるのかよ!?wとか、マジネタ詰め込みすぎですって、きくたけさんW
『第五弾』も楽しみにしてます!!!
菊地さん、あなたすごすぎ。(笑)
★★★★★
菊地さん、あなた凄いよ!まずは、その一言です。毎回毎回、豪華な顔ぶれのドラマCD付き。中でも今回はあの、田村ゆかりさん!アニメのナイトウィザードメンバーも勢揃いで、嬉しい限り。そしてリプレイでは、小泉さんが参加!ロンギヌス小泉、現場監督、次はプレイヤーに。(笑)凄いお人や、ホンマに。命ファンも、おすすめですよ。