谷川俊太郎の戯曲
★★★★★
僕が本書を購入したのは 本書に戯曲「部屋」が入っているからである。
当たり前のことながら 谷川俊太郎は詩人であるわけだが 彼の書いた「部屋」という戯曲は非常に好きだ。実際に上演されているのを見る機会も一度だけあった。それは 高校時代の演劇コンクールに於いてであり 学生が演じた素人芝居であったにも関わらず 戯曲の力で 非常に印象的な作品であったことを今なお 覚えている。
詩集たるもの、こうでありたい
★★★★★
重厚な装丁。
素晴らしいとしか表現しようがない。
私は全作品を買えないので、このシリーズで揃えようと決意しています。
今は3冊出てますね。
偽詩人
★☆☆☆☆
若いころの20億光年の孤独をどうしてつらぬけなかったのか、永く生き過ぎたというわけか。壮年以降の俗化路線どうしても納得行かない。詩のフィールドを広げたと詩批評家は媚を売るが、詩を破壊しているようにしか思われない。いわゆる「ばなな現象」「サラダ記念日」の下準備を下に過ぎない。こんな虚像をも壊せない現代詩などたいしたことはない。中原中也、萩原朔太郎、室生犀星で現代史は終わったのだ。--誰か一人でも多く日夏耿之介詩集を詠んでくれないか。
地味だが
★★★★★
~詩に疎い私が、なぜか買った一冊。
裏表紙の谷川さんが若いのにおどろきです。
あまり洒落っ気はないけれど、そこにむしろ興味を持って、買ってみようかなという
気分になりました。
最近読んだ大江健三郎の「万延元年のフットボール」に収録作「鳥羽」が引用されている部分があってこの詩集を読み返したのですが、その一節に心が震えました。
詩は経~~験があってはじめて心底感動できるのかもしれませんね。~
みゆきさんなら星10個でしょうね~。
★★★★★
中島みゆきさんの誕生日に書いています。 2005年、中島みゆきさんはシンガーソングライターとして30周年となります。そして、この人の『言葉を伝える』とゆう原点は、谷川俊太郎さんの詩が大きく係わっているそうです。谷川さんの詩に曲を付けなさい。と、デビューのテストで課題として出されました。しかし、あまりにも素晴らしい詩に、みゆきさんは、デビューをいったん白紙に。地元に戻り1から考え直したそうです。そこまで大切にした『言葉』が、この本には書かれているんです。