20周年にして
★★★★★
79年デビューだから、この作品が1999年作なので、なんと20周年です。それなのに、この活きの良さはなんですか。全く揺るがないシンプルで切れの良いギターバンドが、変わることなくここにいます。クリッシー・ハインドは、真の意味でロックに愛されたミュージシャンだと、この盤を聴いて実感しました。こんなカッコイイ女性ロッカーは、そう簡単にはいません。
全体的なサウンド傾向は、ソリッドな音にますます磨きがかかりつつも、自然体でポップなメロディも取り入れていて、非常に聴きやすいと思います。それでいてポップなことをやっても、少しも下世話にならないところが、プリテンダーズというバンドのすごさだと思います。