女友達って、煩わしいな・・・と思ってきたのですが・・・
子育て中は、逆に付き合う暇もなかったので、
まっいいか・・・で済ませた女友達との距離が、
もうすぐ子供も手を離れるころが近づいて、
人生もっと楽しむためには、やっぱり必要かも・・・と
思い直して読んでみました。
バッサリ切り捨てる切り口もあれば、
あははっと笑える場面あり、頷ける場面あり・・・と
元気の出る関西弁を交えてのフェミニズムな文章が
楽しかった本でした。

社会人になってからは、
なかなか友達は出来にくいだろうと思っていた。

しかしよく考えてみたら、
学生時代からその後何十年もずっと友達でい続ける方が難しい。
人生にはいろんな時期があるのだから。

人生で入れ替わり立ち代り、
そして稀に何十年も途絶える事なくずっと仲良しであったり、
いろんな時期にいろんな友達がいていいと思う。

大切な事は相手にあまり期待をしない事と、
そして常に、友達を作る軽い努力
（叶えられなくてもそれ程落胆しない程度の）
を惜しまないという事だ。

私も筆者が書いているように、
あまり他人を許すという事が出来ない、心の狭い人間である。
少しでも相手の許せない面を見てしまうと、
いつまでもそれを根に持ってしまう。
友達作りも上手ではなく、
どのように努力すればいいのかわからなかった。

しかし 『友達を作る努力』 とは「会おう」「遊ぼう」と
声をかけることだったのだ。
考えてみれば、こんな簡単な事で、
かけがえのない女友達を得る可能性が生まれるのだ。

やってみて損は無いではないか。