前2作にくらべるとゴスペル的
★★★★☆
1st、2ndで効果的だったストリングセクションはなく、これまでと比べてリズム面が強調されたように感じる。
ドラムが前面に感じられるのは、ミックスのせいもあるとだろうが、不満を感じる人もいるかも。 前2作よりアーシーで肉感的な印象で、ジュディのピアノがゴスペルっぽい。
しかし、曲そのものの持つ世界は相変わらず、この世と夢幻の境をさまようような微妙なテーマを取り扱っている。
「天国」や「魂」「神」という言葉が出てくるが、単に詩的な表現としてではなく、彼女が本当に実感して表現したがっていたテーマなのだろうと思わされる。