内容が少し古い(アル・カーイダなどには触れられていない)のが難点だが、今読んでも意を得るところが多い。
特に、テロリズムはそれほど新しい現象ではないという点を知ることができる歴史的な考察の部分は、専門的な知識を持っていない一般の人には新鮮だと思う。
邦訳版はタイトルおよび参考文献の扱いが酷いのが難点(原著はその点はしっかりしているので)。
テロリズムの歴史、欧米の研究状況を知りたい人にオススメ。
(星の内訳:内容+4、日本語で読める研究書としての希少性+1、タイトルおよび参考文献のひどさー1)