多くの大学の就職課がキャリアセンターと名称変更をしながら、その方向性を試行錯誤している現在、タイムリーに出版されたキャリアセンター企画運営の教科書的存在である。内部のコンセプトや資料はサーベイ的に集めたものも見受けられるが、そういった資料も一覧できるのはこの分野に取り組む人間にとっては有り難い。この分野は環境がドンドン変わるので著作が生き残ることが難しい領域であるが、定番といえる良書ではないかと思う。