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死の淵より (愛蔵版詩集シリーズ)

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本図書センター
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生きているってすばらしい ★★★★☆
プロレタリア文学家として名を知られた高見順氏(高見恭子さんの父親)の詩集である。昭和40年に食道癌で亡くなっている高見氏が、その手術前や闘病中の苦悩を綴っている。自分の癌を呪い、手術に行く途中で見る普通の人々の姿が輝いて見えるような描写など、生きているだけでありがたいと思えてくる。
死を前にしても呪詛せず ★★★★☆
永井荷風の従弟だが、いまいちマイナーな高見順ではある。
娘の高見恭子というか、娘婿の馳浩の方が有名だよなw
詩人高見順というより、高見順賞の方が有名かもしれんが、
高見順は日本一の詩人である。
詩人といえば、病弱で病気で死ぬ必要があるが、
高見順は四度の大手術の果てに、
ガンで見事に死んでます。
中原中也の方が若くして死んだような気もするが、
中也は小林秀雄と女を取り合った
性欲ギラギラの人生送ったので、
詩人としての爽やかさに欠けるので次点。
ガンで余命がないと判りながらも、
血反吐を吐き、
二、三行書いてはぶっ倒れて、
起きて書いて倒れてを繰り返して死んだ高見順は
まことに理想の詩人と言えよう。
死を前にしても深刻な呪詛の詩はないのは凄いよね。