今、パーカーが私のアイドルです。
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私は今までブルーノートに吹き込まれたリー・モーガン、ハンク・モブレー等のハードバップや、マイルス、コルトレーンを聴いてきました。ただ最近、いわゆる定型化された曲、予定調和であるかのようなアドリブに疑問を抱いていました。
「自分が学生時代から聴いてきた音楽にJAZZの真髄はあるのだろうか?」
「曲の形式やテーマはどうでもいい。もっと背筋がゾクッとするようなインプロヴァイゼーションを聴いてみたい。」
そこで、インプロヴァイゼーションの神様と言えばチャーリー・パーカーです。
早速、AMAZONで検索すると一番最初にヒットしたのが当BOXSETです。評判も星5つでしたし、5枚組みで¥3,401というお買い得感もあり、早速購入しました。
1枚目から聴いていくと、ジェイ・マクシャン楽団の演奏などサイドマンとして参加したセッションが多く、「パーカーのインプロヴァイゼーションだけ聴きたい」と欲求不満が溜まりましたが我慢して聴きました。3枚目〜5枚目になると次第にパーカー名義のスモールコンボでの演奏が多くなり、パーカーのインプロヴァイゼーションの新鮮さに驚きました。「驚きました」という言葉では形容できません。なぜならJAZZに出会ってから15年、やっとその真髄に触れることができたのです。
しばらくはこの5枚組BOXSETでなんとか生きていけそうです。
やっぱりJAZZは最高です!
音質(現時点で)最高のコンピ!
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サボイやダイアルからそれぞれマスターテイクス集が出てますが、それらよりもこちらの方がノイズが少なく、かつノイズ取りすぎによる音やせもなく非常に聴きやすい音質です。
(たとえば「Donna Lee」や「Now's The Time」などを他の音源と比べるとそのノイズのなさに驚きます)
こんなすばらしいコンピですが、あえて唯一難を言えば、ダイアル期の名曲Hot Bluesが入っていないことくらいです。
基本的にはこの価格で5枚組、そんでもってサボイとダイアルのマスターテイクほぼ全部+αが手に入るということで、非常にお勧めです。
家宝です
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チャーリーパーカーとは、ジャズとは、一体何じゃ。という人にお勧めします。ダイアル、サボイのマスターテイクが、全部入っているので、これを買えば、晩年のヴァーヴ録音以外は、ほぼ聞けます。(40年ー45年のサイドマンとしての仕事にも良いものが、結構入っています)世界最強のインプロバイザー、ビバップを作りだした稀代のイノベイター、チャーリーパーカーの世界に是非足を踏み入れて下さい。この内容で、この値段は、マジお買い得ですよ。
大推薦盤!
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バードの絶頂期の録音をレーベルを超えて網羅したこのBOXSETは、まさしく決定版といってよいと思う。
音質も非常に良く、CD各巻のスリーヴにライナーや録音データ・パーソネルも付記されていてこの低価格なのだから、パーカーに興味のある人になら、誰にでも推薦できる。
別テイクのアドリヴの違いまで気にかかるマニアならともかく、普通のファンならこれでも充分すぎるほどの内容だろう。
マニアでも、これ1枚あれば納得!
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「久々にSAVOYやDIALのパーカーが聞きたくなった!レコードでは全集を持っているけど、聞けない悔しさ!また、CDで買わなければならないのか!」そんな折、Amazonの検索で、偶然発見したのがこのCDです。オリジナルテイクのみですが、SAVOYやDIAL吹き込み分は全曲フォローしてあるし、サイドマンとして参加したセッションも、吹き込み当時のレーベルに関係なく、40年から48年にかけて、時系列に記録されています。「パーカーはSAVOYやDIALにつきる」とか「パーカーにはガレスピーより、マイルスの方がよくあう」などとよく言われていますが、このCDを通して聞くと、それがまさに実感できます(3枚目~5枚目がそれに該当します)。でも、1・2枚目もなかなか捨てたものではありません。ジェイ・マクシャン楽団の演奏など、このCDを手に取るまでは、あえて聞こうとは思わなかったし、サラ・ボーンとの共演が、ラバー・マン以外にあったことも知りませんでした。これ1枚あれば、バーヴに吹き込んだ以外の音源はほとんどフォローできますので、「これからパーカーを聞いてみようか」という方にはうってつけの1枚です。また、マニアを自認する方にもお勧めです。気に入らないトラックは、スキップしたらいいのですから。5枚組でこの値段、まさにお買い得!