このシリーズの特徴は、帯にある「トマティス博士のメソッドに基づき」の言葉通り、
確かに、トマティス・メソッドが入ってます。
他のモーツァルトのCDと比べると、高音域・高周波が強めに出ていること、
また、曲全体の音の流れ方に一定のリズムがあり、耳に体になじみやすいことが、その証拠です。
私は、トマティス・トレーニングを2度受けた経験がありますが、
この違いは、トマティス・トレーニングを受けた方なら、一聴して分かります。
本CDに収録された曲は、特に派手でもなく、かといって暗くもない曲が多いです。
良くも悪くも、これといった特徴がある訳でもないので、
「モーツァルトを聞きたいけど、どれを聴こうかな?」って時に最適ではないでしょうか?
曲のインパクトは控えめにしてモーツァルト効果を得たい、
あるいは、得ながら何かしたいときに、最適だと思います。
個人的には、一番気になったのは、ライナーノーツにある
「初対面のとき抱く好感度の90%以上は、要望でもなく、話の内容でもなく、声の質である」
というところですが。
もし、「モーツァルト効果」を求めるなら、本家本元のこのシリーズを大推薦します。