ピュア
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工さんのファンである子供に頼まれて購入しました。いろんな経験や体験を通して人は大きくなっていきますが、ピュアな心と持つ工さんがこれからまたどういう風に変わっていくのかと楽しみに思えた一冊です。
自分からの脱出の鍵
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独自の教育方針の小学校時代、サッカーに明け暮れた中学時代、日本を飛び出し各地を放浪、パリコレでの出演エピソード、そして、役者の道へ…映画少年な自分がスクリーンのなかにいる感動…個性的な四半世紀をたどった斎藤工さんの足跡本。さらにこれまでの写真や工さんが描いたイラストなどが多数掲載されており、ファンとしたら嬉しい一冊です。けれど、ファンでない方にも申し上げたいのは、この四半世紀は決して個性的なだけのものではないということです。行動力の塊みたいに感じられる斎藤工さんが通ってきた迷いや葛藤までもがここには書かれているからです。自分と同じ。いま夢に踏み出せず自分のことが嫌いになっちゃいそうな自分と同じ…。そう感じられたとき、この本は心強い鍵になってくれます。嫌いな自分から一歩でも半歩でも脱出するための鍵。それがこの本であり、斎藤工さんという魅力的な人物からのメッセージ…勇気という名の贈り物だと思います。この本は何かに迷うとき、前を照らす光になり、きっかけにもなってくれるでしょう。周りに悩んでいるお友達などいらしたらプレゼントにもいいかもしれません。また、若い世代の方にはもちろん、もう踏み出すには遅いんじゃないか、なんて考えている方におすすめ致します。
俳優、斎藤工はこうやってできた!という感じ
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赤ちゃんの時からのエピソードが写真や絵とともに載せられています。
個性的な両親のもと、個性的なドイツ式の小学校に通っていたこととか、
独特の話 満載です。彼が犬派か猫派か聞かれて「犬派です」と即答した理由もわかります。
わたしは表紙の目にやられて買わずにはいられませんでした。中の写真も素敵で、買ってよかったです。
魂の言葉、心の声、自分って?
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斎藤工のブログ【斎藤工務店】を読むと、この本の主人公である斎藤工の世界の一部に触れる事ができる。
そんな素敵な斎藤工ブログの評判や俳優としての知名度があがった事がきっかけでこの本は出版されたのであろうが、私にとっては意外な程に大切な啓蒙書となるものでした。
地球人で自由人。そんなヒッピ-な両親のもと羨ましくも冒険的で刺激的な環境に誕生した少年タクミ。
カッチョイイ先輩である姉ウタさんと共にグングン育ってきた少年タクミ。
感性のカタマリのようなタクミのシュタイナ-学校で学んだ頃の話やモデル時代の話。
どの文章にも自分の魂の言葉と正面から向き合う斎藤工(サイトウタクミ)がいる。
優しく大きな世界観をも感じさせる文章に不思議とココロ惹かれる。何度も読み返してしまいました。
『小さい けれど 大きくて 世界 が すっかり 入る もの それは 私 の 心 です。』
斎藤工の人生の旅順。タクミの言葉は、確実に私の中に蓄積されました