「天使」をテーマにセレクトするという企画は面白いし、このサイズの詩画集としては詩も絵もそれなりのボリュームで入っているのだが、どことなく中途半端な印象が拭えない。やはりこのテーマに対しては予算が少し足りなかったような。(一時、天使グッズを集めることが流行りましたが、これもその流れかな。)
しかし、グロテスクな天使も天使のうちと考える、本格的な天使グッズコレクターにとっては、きっと楽しめるものだと思います。
巻末に高橋氏による解説「コクトーのアンジェリズム」が付いている。