唐の時代の中国が舞台ということで、当然ながら中華音階のメロディを中心に展開する。そのなかでもメインテーマ「LOVERS」の美しさは特筆ものだ。アレンジに関しては二胡や尺八を効果的に使用。その一方で、ヴァイオリンやサックスなどの音色も積極的に使い、伝統的な雰囲気を漂わせながらどこか軽やかな味わいも加えることに成功している。ソプラノ歌手、キャスリーン・バトルの歌うエンディングテーマが、切ない余韻を残す。(安川正吾)
アクション場面の多い映画ですが、美しい映像が印象に残っているので、CDの美しいメロディーに癒されます。
ただ、後半も似たような曲が多いので、アップテンポなものがもう少しあれば、なお良かったかと思います。
これを聞いていたら、また映画を見たくなりました。
ヒーリング系の音楽が好きな方にはおすすめです。
アジアの楽器が使われていて、かっこいいし、癒されます。
ただ、映画のTVCMでつかわれている、アップテンポの曲もすきなのですが、それは入っていませんでした。残念です。
二胡の曲があったり、尺八の曲があったり、キャスリーンバトルが歌っていたり、一つの国の音楽という枠におさまらないサウンドは聞いてておもしろいです。
映画を見た後に改めて聞くのも良いですが、先にサントラを聞いた後に映画を見ると、「あの静かな曲がこんなアクションシーンに!」と、その場面に静かな曲を合わせた作り手の意図を感じる事ができてなかなか楽しめるんではないでしょうか。
映画音楽としてとても良く出来ていると思います。
サントラは映画をひきたてるもの、と割り切ってしまえばそれまでですが、サントラ自体が一つの作品として成立する作品もある中、これは映像あってのサントラかな、という気がしました。