言語学の基礎知識が簡潔にまとめられていて、とても分かりやすかったです。
一項目が２〜４ページ程度にまとまっているので、さらっと読めます。
それに加えて、巻末の索引も充実しているので、用語の検索にも便利です。
ただ、簡潔にまとめられているぶん、一項目ごとの密度は濃いので、読み進めるのに疲れを感じるかもしれません。

　それぞれの節が見開き2ページで収まるように説明されているので、難しい理論などに頭を悩ませる必要がありません。短期間で、習得したい方には最適だと思います。
また問題も載っているので、それを解くことにより、より内容を理解することができると思います。

この本の著者である、町田健さんが書いた「生成文法が分かる本(研究社)」も読みましたが、言語学初心者、検定の為の勉強というなら、こちらの、「よくわかる言語学入門」から読むことをお勧めします。

日本語教育能力検定試験を受ける方は参考書に
するとよいと思います。熟読すると共に問題も
解いておくとよいでしょう。