手の一部になっている勾配定規の耐久性
★★★★☆
建築設計事務所を10年以上開業しています。
道具として勾配定規は、修行時代から15年以上使っていますが、今使っているこのウチダ製は勾配定規として4本目になります。
最初は某有名製図道具メーカーのS製、次はウチダで、またS製に戻って、今回はウチダと代わる代わるですね。
最初のS製の寿命は短かったです。2年くらいですかね。
なんとなく日本のメーカーのほうが丈夫かなと思って2回目はウチダにしました。
それが正解だったのかウチダはかなり長持ちしたと記憶しています。4、5年は持ちこたえたのではないかな。
3回目のS製は長持ちしましたが、手書きからCADへの移行もあり、使用頻度が少なくなったというのがあるので、やはり耐久性はウチダかなと思って、今回購入しました。
今では、エスキスやたまに時間がない時にかく手書きパースとかにしか使いませんが、私の使い方はかなり高速で激しいものなので、耐久製は大事だと思いウチダにしたというわけです。
勾配定規は、勾配を変える際にどうしても締め付けを行うので、その部分が壊れてしまうんですよね。
また、その締め付けの部分がいい感じに指にひっかかってくれるので持ちやすいのですが、反面常に負荷がかかっていることになりますしね。
ウチダはその点、S製より丈夫だと私は思っています。
今ではほとんどCADで製図しかしませんが、エスキスや手書きでパースを起こす時など、手の一部になっている勾配定規という相棒には力強さがほしいですね。
完全に壊れない商品は難しいですが、それを星5つとして、今回は星4つとさせていただきます。