読みやすく、面白い
★★★★★
何気なく目にしている昆虫などのちっぽけな生物たちの営みに、実は数学的・物理的な合理性が働いているのを知る喜び。
非常に良い内容でした。
なぜハチの巣は六角形なのか?
★★★★★
生き物というのは、常に合理的な行動をとっている。
たとえば、というので挙げると
わかりやすい例になるのが「ハチの巣」。
ハチが自らの巣を六角形にするのは、
ただ単に、それが都合がいいから。
つまり、合理的な形なのである。
生物の世界には、こうした「合理」が
行き届いている。
それは一世代でできるものではなく、
何世代、何十、何百もの世代を通じて
培われたものなのである。
この本は、その一端を知ることができる、
それだけで充分に意味のある本、なのである。
こんな先生に出会ってみたかった
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著者は岐阜の中学校の先生という。
本にすると多少テンションを共有しにくいところがあるけれども、学校での子どもたちとの熱のこもった授業が想像される。
世の数学の先生たちには、こういう本から授業のねたを集めて、魅力的な授業を展開してほしいと思う。
この著書の授業をぜひとも見学してみたい。