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ラフマニノフ:ピアノ作品集

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
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ヴォカリーズ良いですね ★★★★★
ヴォカリーズのピアノ版目当てで購入しました。他の方が書かれたように、コーダの部分の「仕掛け」が面白かったです(お?多重録音?と思うくらいのきらびやかさで、手が何本あるんだろう?というか、さすがピアニストの編曲と思いました)。また、幻想的小品集の一曲は、前奏曲のひとつ「モスクワの鐘」と同じ曲ですが、アシュケナージの前奏曲集とは別の録音みたいです。楽興の時も味がありますね。全体にドビュッシーの前奏曲集や、あるいはビル・エバンスのように「静かで暗いのがイイ」感じでした。現在国内盤は新譜での入手が困難みたいで、英国のSACD版で購入しました。輸入盤なのにSACDということでややお値段も張りましたが、内容が良かったので満足しています。(願わくば、かつてLONDONレーベルで出ていた、コレルリの主題による変奏曲と音の絵を一枚のCDにカップリングしたものの再発売を待っています。)

追記)キーシン/小澤のラフマニノフピアノ協奏曲第3番のアンコールで演奏されたピアノ版ヴォカリーズも聴きましたが、ややドロドロ、というか重たい編曲だったと思います(リフレインも多いし)。個人的には、こちら(コチシュ編)のヴォカリーズの方が軽やかな感じがして好みでした。
まさしく待望の録音 ★★★★★
ラフマニノフの 楽興の時(6曲) 幻想的小曲集(5曲) 断片 前奏曲(遺作) ここはすばらしいところ ヴォカリーズ を収録。最後の2曲は歌曲の編曲モノ。

実に素晴らしい内容でした。
アシュケナージはラフマニノフの主要なピアノ作品を録音済みですが、これらは幻想的小曲集の一曲、「鐘」を除けば、未だ録音されなかったもの。
ラフマニノフの若き日の傑作「楽興の時」は私の大好きな曲集で、いままでルガンスキー、ガヴリーロフ、ラレードなどを聴いていたのですが(それらもいい演奏だったのですが)、やはりアシュケナージの演奏は含蓄が深いというか、音楽の色合いがたいへん吟味されています。
第1曲アンダンティーノの哀しく切ない夜想曲的なたゆたい・・・、第2曲アレグレットの中間部の寄せては返すような波模様の曲想の輝き、第4曲プレストの多様な曲の表情変化、そして終曲マエストーソのドラマチックな音の広がり・・・それらがぬくもりのある艶やかな音色で繰り広げられます。この曲集の決定盤といっていいに違いない!
幻想小曲集も第1曲「エレジー」から霊感に満ちた演奏でマジカル。こぼれるような美しい時間の持続に身をまかせてしまいます。
ちなみに末尾に収められたヴォカリーズはゾルタン・コチチュが編曲したもの(ラフマニノフ自身は意外にもこの曲のピアノ独奏版を遺していない)。このコチシュ版はまあ、最初聴いているうちはわりとフツーの編曲だな。。。と感じるのですが、終結部の1分間にきらめくような夢想的な美しい仕掛けが・・・!
なるほど、このアルバムの終曲にふさわしい、と。本当にいいです。このアルバム。感涙。

渾身の一作。 ★★★★★
近年は演奏会でピアノ・ソロを聴く機会がないが、ファンにとっては
うれしいディスクである。柔らかなタッチは至福の極地であり、
さまざまな苦難を乗り越えてきたアシュケナージだからこそ出せる
「味」が感じられる。ラフマニノフに特に大きな尊敬の念を抱いている
アシュケナージにとって、ラフマニノフのピアノ作品を録音すること
には、とりわけ意味があると思われる。
哲学的な細部にこだわりすぎず、曲全体の有機的統一感を重んじる
アシュケナージの演奏は、聴く者がどれだけ幸せになれるかを
考えながら弾いていると感じられる。
近年リサイタルを開かないのも、そのためであろう。酷使された
手は、もしかすると、リサイタルにはきびしいのかもしれない。
わずかなミスで聴く者に満足感を与えられないのだとしたら、リサイタルを開かないことは、アシュケナージ自身のプロ意識なのかもしれない。
しかし、こうしてディスクを通して彼の演奏に触れることができるのは、ファンにとってはうれしい限りである。