普段見落としがちな、細部の美しさをに気づかせてくれ、DVDとしての楽しみと
次に銭湯行ったときにその目で芸術を確認できるであろうワクワク感。
絶対見る機会がない、壁絵描き替え作業の神業に脱帽。

特徴ある銭湯８軒に厳選されているのだが
もっと他にも映像として残して欲しい風呂屋がまだまだあります。
第二弾が出ればいいのに。

日本人なら、誰でもが知っている銭湯。
昨今流行のスーパー銭湯とは違い、古くからある伝統的な銭湯に的を絞り、八件（七軒が東京都内、一軒が埼玉県川口市）を集中的に取り上げている。クレーンを使用したと思われるダイナミックな映像が圧巻だ。「全国チンチン電車紀行」でブレイクした町田忍氏監修のＤＶＤだが、町田氏本人の出演時間は意外に短く、「全国〜」のように氏が銭湯を案内して歩くという形式にはなっていない。音声が主と副の二通り入っており、主の方は落語家によるナレーション、副の方が町田氏とスタッフによるオーディオ・コメンタリーという形式だ。ために町田氏本人のファンである私には少しく不満も残るが、氏のフィールドである大衆文化全般に興味のある方なら、観て損はないと思う。

銭湯通を自称している私でも
女湯のタイル絵まではそういえば見たことなかった。
もちろんどの銭湯も足を運んだことがあるが
まるで違う銭湯のようでとても新鮮でした。

また、ペンキ絵を書いているところは「すごい！」の一言。
多角的に銭湯を捉えており、大変興味深い1枚でした。