なつかしいけど、新しい
★★★★★
30歳代から40歳代の世代が聞くと何か懐かしい感じがします。彼女たちの容姿(「アイドルじゃないか!」と思っている人も含めて)で判断せず、まず試聴で聞いてみて下さい。あーこの感じってあったよねえ、と思わず言ってしまいますよ。
バニラビーンズ ベストアルバム"VaniBest"
★★★★★
デビューしてから3年目を迎え、満を持して発売されたバニラビーンズのベストアルバム。
このアルバムは、単なるベストアルバムではなく、バニラビーンズがデビューしてから現在まで歩んできた3年間の記録と言っても過言ではないかもしれません。
というのも、アルバムの曲構成が今現在のバニラビーンズから始まり、そこから一歩ずつ過去へとさかのぼり、最後は原点であるデビュー曲にたどり着くという形になっているからです。(この構成はレナさんのアイデアによるもの)
収録されている曲も、これまでに発売されたシングルのタイトル曲だけではありません。
新曲『100万回のSMK』を筆頭に、配信限定でリリースされていた曲、英語カバー曲、更には旧メンバー在籍時にリリースされたデビューシングルのカップリング曲が新たにリサVer.で収録されるなど、これまでCDリリースされていなかった曲も多数入っています。
まさにバニラビーンズの Best of Best が詰まったお買い得な1枚ではないでしょうか。
もちろん、バニラビーンズ初心者の方の入門盤としても存分に楽しめる内容となっています。
ここは、まだまだ長い旅路の通過点に過ぎません。これからの彼女たちの活躍にも注目です!
収録曲の詳細は以下の通りです。
1) "KIDS"【新曲-カバー曲】
オリジナルはアメリカのバンド MGMT のヒット曲。
原曲通り歌詞は英語で収録されています。
*オリジナル曲 MGMT-アルバム"Oracular Spectacular"(2008)に収録
2) "100万回のSMK"【新曲-オリジナル曲】
今回のアルバムにおけるリード曲。
曲名のSMKとは「週末キス」の略で、週末にしか恋人に会うことができない社会人の女性を主人公にした、少し大人っぽい内容の曲。
3) "D&D" 【ミニアルバム"Def & Def"(2010)に収録】
ロート製薬「リフレア」CMソング。
4) "東京は夜の7時"【CD未収録・配信限定−再録音/カバー曲】
配信限定でリリースされた際には、ショートバージョンだったが、今回は原曲と同じくフルコーラスで再収録。
*オリジナル曲 -pizzicato five シングル "東京は夜の7時"(1993)
5) "Love & Hate" 【シングル(2009)】
6) "恋のセオリー" 【シングル "Love & Hate" (2009)に収録】
映画「腐女子彼女。」主題歌
7) "サカサカサーカス"【シングル(2009)】
8) "ニコラ"【シングル(2008)】
9) "a little crying"(レナ&リサ ver.)【シングル"U Love Me"カップリング曲(2007)/一部再録音】
旧メンバーが歌っていたパートをリサのヴォーカルで再録。
レナのパートはオリジナルのままを使用。
10)"U Love Me"(レナ&リサ ver.)【デビューシングル(2007)】
11) "ガムラスタン (all we want to do is rock)"【アルバムVer.】
*オリジナル曲 -シングル "Love & Hate" (2009)に収録
そして、ボーナストラックにはauのラジオCMに使用され、また上海万博のステージでも披露された百人一首(全4バージョン)が収録されています。
21世紀にやってきた渋谷系
★★★★☆
陳腐なタイトルで申し訳ない。
サカサカサーカスあたりで気にはなっていたバニラビーンズ
結局、手を出さずじまいでいたら
ベストアルバムとの事。しかもピチカートのカバー入り。
買うしかないという事で。購入。
全曲にわたって感じるあの頃の風。
カジヒデキとか彼の所属していたBRIDGEあたりの
雰囲気が感じられますね。
カジヒデキが作詞している曲もあるし
彼が傾倒していたスウェディッシュも北欧繋がりだし
そういうコンセプトなんでしょうね。
目的だった東京は夜の七時は
狙ってやってるとしか思えない脱力系というか
無感情で淡々とした歌唱。
他は思ったよりも感情入っている感じなので。
6,7,8を続けて聴くのがお気に入りです。