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変わるお葬式、消えるお墓 新版 (高齢社会の手引き)

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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死は自分だけでは完結できない! ★★★★★
この2年の間に身内の不幸が続き、いろいろな最期を見てきました。
また、子どものいない親戚の老夫婦の遺言作成のお手伝いもしました。子どもがいない夫婦はお墓のことや死後の祭祀のあり方も生前にある程度決めておかなければならないので、たいへんだなあと思いましたが、うちの親なんかよりよっぽど依存的ではなく、死に対してもサバサバとした考え方をもっており、立派だと思いました。
そんなこともあって、元気なうちに自分の葬式やお墓のことをゆっくり落ち着いて考えておくべきだと強く感じています。
私もつれあいも、一連の葬送行事に疲れて、子どもたちには「お父さんやお母さんの時は誰もよばずに、簡素に、お金をかけないで済ませてね。お骨も違法にならない範囲で適当に…。」なんて無責任に言っていましたが、本書を読んで「葬式は社会的なものである」ということがよくわかりました。熟慮もせずに上記のような軽はずみなことを言う前にこの本を読んでおくべきでした。
遺された人々の都合や思いというのもありますからね。だからと言って、葬儀社の商魂に乗せられたり、見栄を張って豪勢に…というようなことにはなってほしくない。
「エンディング・ノート」を準備することがだんだん普及しているようですが、ノートにはつれづれなるままに今の気持ちを書くのではなく、本書や関連書を読んで、遺族や親戚知人友人などの気持ち、社会通念、法律の規制などにも配慮したうえで、自分らしい送られ方ができるといいなと思いました。