このvol.3はvol.1,2のアナログレコード時代と違い、CDシングルとして発売されてからの時代のものが収録されています。よってCDシングルを全て持っている人には不必要に感じるかもしれませんが、持っている人でも24bitリマスタリングの恩恵はありますし、持っていない人には、このvol.3こそがこれぞ”長渕剛”という意味でお薦めです。
『とんぼ』はやはり『昭和』に収められたリミックスバージョンより、こちらのシングルバージョンの方が良いと思います。リミックスバージョンは音の響きが少なすぎて寂しく感じます。
『JEEP』もシングルバージョンの方が素直で聴きやすい音質です。
必聴はライブバージョンの『STAY DREAM』と『愛してるのに』です。
特に『愛してるのに』で長渕剛が歌い始めた時のお客さんの歓声に注目して下さい。この歌を歌ってくれるなんて信じられない‥という驚きと興奮が入り交じった異様なざわめきを感じることが出来ます。

　先日"くりぃむ ナントカ" という番組で長渕剛ファン王決定戦という企画がありました。

　その時初めて"愛してるのに"を聞き一瞬で気に入ってしまいました。ふと前の彼女の事を思い出してしまい、涙を流しながら聞いていました。原曲はピアノと共に演奏されますが、アレンジされた"愛してるのに"が個人的に気に入っています。長渕さんの詩には思わず共感させられてしまい、桜島ライブで生の歌声が聞けなかったことが今でも悔いに残っています。

剛さんの作品で聴いたことがある人が多いのは、シングルコレクションの中でもこの3枚目だろう。懐かしさを感じつつも、はまってしまう。これを聴いたら、1と2も聴いてくれよ。そしたら剛さんが最高だって気づくから。

「とんぼ」「しゃぼん玉」「激愛」「巡恋歌」「ＲＵＮ」などミリオンセラーが何曲も収録されています。長渕入門編です。もちろん24bitリマスタリング仕様です。