このゲームは中世ヨーロッパのイングランドとフランスの戦いに身を投じる主人公の話であるが特にストーリー性があるわけでもなく基本的に与えられたミッションを淡々とクリアしていくゲームである。
このゲームの醍醐味はやはり多人数対多人数のぶつかり合いであり、騎兵で敵歩兵にぶつかって行く瞬間はかなり興奮するところではある。がこのゲームは集団戦闘を肝としているゲームであるにも関わらず、集団戦闘術？というのかは分からないが集団戦闘における定石をまったく無視しており、その辺を走っていると特に編成に意味があるとは思えない部隊が３つほど固まった大隊と遭遇しそれをつぶして先に進み、またつぶして先に進み、城の中の守備隊長の部隊をつぶして城を攻め落とすといったようなことの繰り替えで敵の配置にしても戦術的意味があるとは思えず、ただぽつんと突っ立ているだけ・・・
これではやっている側としても張り合いがなくなってくる。アクションゲームであってシュミレーションゲームでは無いのでそこまで細かく設定しろとはもちろん言わないが、そういう所にもう少し力を入れてほしかった。
いろいろ不満を書いたがハマル人はハマルなかなか良作なソフトであると思う。

戦略を練って戦う集団戦として面白いと思う所は多いが、理不尽な所も幾つか。
まず敵拠点に攻め入った時に敵の不在などがある。
敵の拠点入り防御ポイントを減らして、現れる拠点隊長を倒すことにより制圧した事になるのだが、この時に敵が不在だと防御ポイントの減らしようがない。
あと、これだけ広い戦場と拠点の多さの割にマップが酷く見づらい。
そしてマップメニューへの省略ボタンもない。
次に防具が序盤はほとんど選べない。
メインストーリーを進める事により防具は増えるのだが、増えても2、3種類。
あと一度装備したら外すことが出来ない。見た目から入りたい人には致命的。
主人公はほとんど空気的な存在で無表情。酒場での会話も一方通行である。

このゲームは戦略ゲーム好きには楽しめますが、アクションとしてはイマイチ自分には合いませんでした。

　PS2が登場したものの未だソフトが豊富とは言い難い時期に、「三国無双」により「自在かつ滑らかにキャラクターを操る」「自由に視点をかえ自身がフィールドを疾走する臨場感を新ハードで体感する」ことをいち早く可能にしたのは同社でした。同時に、全く異なる性質の「三国志Z」で新ハードのロジックの精巧さをもユーザーに認識させたのもコーエー社であることは更に広く認知されるべき、と長年のファンとして思っています。
　本作もPS3黎明期に登場し、出し惜しみすることなく体験版で配布され、期待にたがわぬクオリティを本作品でも実証した点において、コーエーの高い技術力と新ハードにチャレンジする積極的姿勢を示した名作といえます。
　「膨大な」軍勢をとてつもなく広い戦場に一度に展開させる作品ゆえ、敵に相当近づかなければ認識できない・プレイヤーの進行方向を示すガイドが使いにくい等の改善希望点はない訳ではありません。
　しかしそれでもなお、ゲームオーバーを気にすることなく満足のゆくまで自分の分身たる主人公を鍛えられる点・豊富な装備と兵科・イングランドあるいはフランスどちらにつくかで大きく変化し飽きさせないシナリオ・傭兵それぞれの素顔を浮き彫りにするサブクエストの充実等、発売から数年を経てもその魅力は全く薄らいでいません。今からでもぜひ体験していただきたい、「PS3不朽の名作」。

これ迄に4度クリアしました。
自分にはとても合ったゲームでしたね。
騎士を率いて敵勢にぶっ込みカマすのが好きです。
さて、もちろん続編は希望しますが…出来れば三國志時代や日本の戦国時代でも作って欲しい。
英仏戦争でこれ程楽しめたなら、より身近な三國や戦国なら暫くダメ人間になるほどハマりそうなんだけどな…。

無双というより決戦。
ストーリーが長く二周もするのは正直ムリでした。防具もせっかく沢山あるのにあれじゃあ...