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日本海軍戦闘機隊―戦歴と航空隊史話

価格: ¥4,410
カテゴリ: 大型本
ブランド: 大日本絵画
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こんな値段と内容で再販するなんて… ★★☆☆☆
この本は内容が殆んど改訂されてない割に高過ぎる!戦果照合もされておらずでたらめな記述が多い。

例えば第8章、余裕の南西方面と苦闘の中部太平洋。43年にポート・ダーウィン上空で202空と陸攻隊がオーストラリア空軍のスピットファイアを圧倒したのは同意出来るが、42年は違う。

42年に3空(台南空より精鋭が多いとされている)と高雄空の陸攻隊が第49戦闘航空群のP-40Eが激闘を繰り広げている。

3空は3-8月の間に122機(内不確実35機)のP-40を撃墜し、失った零戦は僅か8機としている。真に受ければ撃墜比率1:15.3で「余裕」だったのは間違いない!

ところが、"The 49rd Fighter Group in World War2"によると、49戦闘航空群の損害は、空戦による被撃墜、落下傘降下、不時着を総て含めても16機のみです!ましてや日本側は3空に護衛された高雄空の陸攻は9機を撃墜され、更に3機が不時着か着陸時大破している。他に3空の九八式陸偵察を撃墜されている。

喪失比率18-21:16、一体これの何処が「余裕の勝利」であるのか大いに疑問である。しかも42年8月23日、零戦4機、陸攻1機が撃墜され、陸攻が各1機着陸時大破と片肺帰還の損害を負ったにも関わらず、米側の被撃墜は0であった。
すなわち、一般的に言われている零戦無敵伝説の終焉は8月30日のガ島の対F4Fと言われているが、実際にはそれより早いにも関わらず、一切触れられていません。

巻末に主要空戦一覧があるが、これも誤ったまま修正されていません。全体的に日本側の喪失数は被撃墜数のみで、不時着や故障による喪失を含んでいない。

一方連合軍機は被撃墜のみならず、不時着や故障の喪失を全て含んでおり不公平極まりない。そもそも数字自体が誤記されたままの物もある。

一部に塗装とマーキングがカラーで収録されており、喜ぶファンも多いと思われるが、内容と値段が酷い。70年代はすばらい資料に間違いないなかったでしょうが、今日このまま出すとは酷い…

最近の大日本絵画はどうかしてる!