この手の「名言」を集めたシリーズは世の中に多く出回っていますが
この本もそれらと同様に、本を開いた２Pで一つの名言を紹介する形式で
４章にわたって構成されています。冒頭にはゲーテの大まかな一生が
写真入りで紹介されています。

正直な話、この本を読み終わっても、自分が新しく得るものはろくにありませんでした。
ほとんど今までに読んできたこの手の本の焼き回しのような感じで
「ああこんな話よく聞くな」といったことが多く載せられていました。

しかし、目の肥えた人たちにとってはトイレ中にでも読みたい一冊であっても
今までにこの手の名言集などを読んだ事の無い人には新鮮かもしれません。
バックの片隅に入れて常に持ち歩けるポケットサイズなので、仕事の合間や
暇な時にでも読み進んでみると、日々の気付きに役立ち良いでしょう。

書いてある事は良い事ばかりです。読んで損はありません。
この本を読んだら、一体なぜヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテさんが
呆れるほどに天才だったのかがよくわかります。
まさに偉人とはこういうものだというのがよくわかりますよ。