IPA/SECでは機能安全のガイドについで参考になる書籍
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IPA/SECから出ている書籍では、機能安全のガイド、コーディング標準、プロセス改善ナビゲーションガイドベストプラクティス編とともに、ベストとして推奨できる冊子です。
2008年11月19日から横浜パシフィコで開催中のET2008のIPA/SECのブースで、
お披露目をしていました。
ソフトウェアの品質については、日本規格協会の「ソフトウェア品質評価ガイドブック」が絶版になっているので、現場は困っていました。その困っていることに、素直に答えてくれています。
ソフトウェアとは関係のなさそうなことでも、実はソフトウェアの品質特性としてつかっていいことなどを紹介すると、測定、改善のきっかけになったかもしれません。
第4章は、それぞれ、4.1伝達、4.2文書、4.3 見直し、4.4 試験、4.5 活動についての教訓が描かれてとても参考になります。
12づつ教訓が例示してあるので、ひとりづつ、優先順位をつけてみて、比較してみると、議論のきっかけになると思われます。
2009年2月6日に名古屋でセミナがあり、いろいろ内容が聞けました。
組込み系のガイドは、順次改訂されているので、演習などの結果に基づいて、教育例、実践例が追加されることを期待しています。
ps.
課題としては、書いている人、レビューをしている人が、大企業に偏っているように読めてしまうことです。
資源と時間が少ない現場で、もっと簡単なことを測定するだけでも有効なことがあるような気がします。
見出しを含めて、カタカナ語が多く、読みにくい気がしました。
漢字の言葉と(English)で記載してあると、分かりやすいかもしれません。