進化系XXXミュージック
★★★★★
確かファーストは、<モードエレクトロ>というキャッチコピーだったと思う。確かにお洒落なエレクトロっていう雰囲気。
でもセカンドはこれは凄いですね。モードとか振り切っちゃってますね。
生々しい。クラブでのライブで培った安定感がアルバム全体に凄みを与えてます。
ファーストの時は「ニューレイヴ」なんてブームがイギリスで流行って、それが日本に入って来てまたまた独自の進化を遂げて、
Justiceの申し子みたいな若いDJやアーティストが今のクラブシーンを盛り上げてるけれど、
このアルバムはまた違う次元を行っている感じ。ジャンルの枠に収まり切らない、それぞれの曲が多彩で一枚聞き終わるのがあっという間です。
NIRVANAミーツelectroな「I'm Leaving」から始まって、昔のASIAN DUB FOUNDATION風「One for All」「Miracle」は変態ビートルズ?フロアーで盛り上がるの間違いない「Dance Music」などなど。
後半の「Wake Up Call」と「Now or Never」の流れは泣きそうになります。「Wake Up Call」なんて壮大で、今までのセイモスに無い感じ。
何回聴いても飽きない。カッコいい。
しかも全ての曲が丁寧に作り込まれてるから、何回聴いても新しい発見があって、引き込まれる。
最近の若い世代は「ロック」「パンク」「エレクトロ」とか、ジャンルに偏った音楽の聴き方をしないで、「カッコいいものはカッコいい」みたいに、新しいものを貪欲に追う傾向があると思うけど、
そういう若い世代に是非聴いて貰いたい。「完全に持ってかれちゃう、新しくてカッコいい」パワーあります。INVOICE!!
今聴いておきたい!!
★★★★☆
待望の、、という言葉がピッタリです。正にこのリリースを待ってました!!
先ほど、新譜が到着しましたのでレビューです。
前作から約2年でしょうか? その間、地道なライブ活動を行っており、着実にその
活動の成果と経験がこの2ndアルバムには詰まってると感じました。
たしかに「エレクトロ」というシーンではセイモスのアプローチは先駆けで早かった感はあったのですが、
このアルバムでシーン復帰、または独自の路線で新しい方向性を見いだしてくれたと思います。
アルバムもダンサブルでロックなトラックや、グランジを彷彿させるような曲が1曲目にきてたり、80sロックなテイストで
POPな要素もあり、と思いきやトラックとして聴き込める要素もある。なんでもアリなのがセイモスのスタイルなのかな。
今後のエレクトロシーンを整理する意味でもこれは買いな一枚です!!!