手元に残したくなる佳作
★★★★★
ちょっと値は張りますが、機会があったら読んでください。これは面白い。
1. ちょっと特殊なヒーローポイントシステムが採用されていますが、
これがわかりやすく書かれています。
ダイス目操作の駆け引きなんかもちゃんとわかるように書かれているので、
ゲームの雰囲気が良くわかります。
2. プレイヤー諸氏が素敵
ベテランは、シナリオの先を読み、危機を回避しながらもプレイを盛り上げる見事っぷり、
ヒロインは女心の綾でGMから一本とります。
イラストで美味しいシーンをやりたいGM&男プレイヤーの下心を知りつつ、乗ってくれる女性プレイヤーも素敵です。
ほいほい買える値段ではありませんが、楽しい読み物であることは保障します。
入門リプレイとデータ集として
★★★★☆
読んで楽しくセイクリッド・ドラグーン初心者にもプレイイングがよく理解できる入門リプレイが出た。入門書としては値段が高い(他のゲームのリプレイと比較しても高価)のがやや難点だが。
竜脈システムが特色のセイクリッド・ドラグーンは単純でシンプルなシステムを良しとするが、それでもタレントや特技のコンビネーションは初心者が思いつくのはなかなか難しい。レベルが上がって選択肢が増えるとなおさらである。本書はこの点、実例が豊富で初心者が自分の行動の参考とするのに役に立つだろう。
また、Role&Roll誌に掲載された多量のデータ、追加の敵、追加アイテム、拡張共通タレント、特殊素材がvol.66掲載分まで全て、リファインのうえ収録されている。これは軽めのサプリメントひとつ分として評価できる。セイクリユーザーは必携の一冊である。
予告されていたストーリーサイドでの拡張展開が無かったのが☆一つ減点か。