ブームに乗り、攻撃性だけが売りで通用したインディーズ時代と比べて、
相変わらずの演奏力のなさ（進歩のなさ）を
演出で誤魔化す感が非常に強くなっていて、当時10代の自分でも
彼等も一時のブームで消えるんだろうな、との印象を強く感じていた時代のDVD。

成人した今、改めてDVDで見返すと
「あぁ彼等も若かったんだなぁ」と非常に面白く観れましたが・・・
なんというか「この時代」を発禁にしたい気持ちがよく分かります（笑）

なんだろう。。。最後だけ「感動的！」な終わり方にする無理やり感といい
クリスマスツリーといい・・・ギャグです。
まぁ、面白いといえば「面白い」です。

ただ、ｼﾞｬﾆﾄﾞﾙ的なメイキングONLYの内容なので演奏
（というか当時は本当に演奏にもなってない）ｼｰﾝを期待する方には不向きな内容です。

親近感は沸かせます。それが狙いのDVDです。
ただ最近彼等を好きになり教祖的に祭り上げたい人の落胆は大きいでしょう。
ただ、ヲタ的には最高なDVDです。
今でも当時の会報と連動でこれを見てて笑えます。

「良いのか、悪いのか」は
観る方によって分かれるDVDだとは思いますね。

Dirファンなら誰もが楽しめる内容になっていると思います。
メンバーの素顔やツアーの裏側を重視しているので、見ているうちに自然とメンバーへ親近感を持ってしまいます。また、陰で活躍しているスタッフの皆さんにスポットをあてているのも面白いです。

見どころは、長いツアーの中での京君の変化です。突発性難聴という思いがけないトラブルから成長まで、このDVDは忠実に映し出しています。
ファイナルの武道館ライブで見せたメンバーの笑顔は最高です。思わず「お疲れさま」と言ってあげたくなるような印象的な姿でした。
音楽以外のDir知りたい人は是非見てみてください。

もう既にDir en greyのファンの方も、つい先日知ったファンの方にもお勧めの一品。
LIVE映像で曲は勿論、ツアー移動中のメンバーの素顔や、お茶目な姿（？）が楽しめる。
LIVEの激しい映像とは裏腹に、楽屋でのメンバー同志の和やかな雑談などは、彼らを知るにはもってこいである。
ツアー中、大雪の所為で移動が危うくなったり、最後にはLIVEでの失敗etcFileがあり、多いに笑わせてくれるだろう。