風笛・竹内結子・大島ミチル
★★★★★
↑この中でどれか好きな項目があったら、必ず聞いて「良かった」と思えるCDです。
私はimageのCDで「風笛」を聴いて、思わず涙しました。
それからこのCDを購入して聴いてます。
凄いなあと思うのは、今でも古さが感じられないこと。
お気に入りの曲は6番目の「風笛〜ショーロ・クラブ・ヴァージョン」
オリジナルの「風笛」を、とても洒落た曲にアレンジしてると思います。
きれいなメロディーに映えるすてきなボーカルがすき!
★★★★★
私は、明日香の歌が、かつて好きだった。
それは中学校の時、小川哲哉氏が、
まだTBSのアウアウンサーだった頃の、音楽ラジオ番組で、
「花ぬすびと」がフルコーラスで流れた時があった。
当時として、5分を越える曲が、それほどなかった時代に、
平日とは言えども、夜の8時過ぎに、
ピアノと弦とボーカルだけという、
至ってシンプルなarrangeの曲が流れた時は、
何とも言えない衝撃があったのを、いまでも憶えている。
多分、その後しばらくして、LPで「おてんばさん」というのを、
買った記憶があるのだが、その「花ぬすびと」は、
実は、別バージョンになっていて、
中学生の少ない、当時の小遣いで買った私は、
「え?」と思ったのだが、それはそれで、思い出として・・・。
実は、このCD・・・企画の段階で、関係者の方から、
「こういうの出るよ」って聞いたとき、
「え?明日香なの?・・・ほんとにあの明日香?」と、
念を押して聞いた。そして、楽しみにしていた。
実際、フタをあけてみると、明日香だけではなく、
「ヤマハ」のシリーズもののベストの中の1枚だったのだが、
それでも、明日香には変わりはない。
当時、中学生の時に、はじめて「アイドルではない女性ボーカル」の、
LPに針を落とす時と、同じくらいに、
ドキドキしながら、CDのボタンを押した。
歌が流れた瞬間に「あ・・明日香だ!」と感動した。
決して明るくはない・・・だけど、芯の通ったボーカル、
そして暖かくはあるけど、どこか心なし寂しげな歌詞、
それから、美しいメロディー・・・間違いなく明日香だった。
このCDでは、1曲目に「中国街夢幻」を持ってきたのは、
個人的には、ちょっと意外だったが、
「男坂女坂」も「卒業白書」も、全部明日香だった。
手放しにうれしかった。なんていうか、久しぶりの友人に会えたみたいな。
ピアノとボーカルと、そして曲によっては、
当時の楽器群を使った懐かしい音たちも、色を立派に添えている。
明日香の曲は、ピアノという楽器が、
大きくフューチャーされている場合が多い。
それは、ピアノという楽器が、明日香の声やメロディーに、
とてもあってるからというのは、当然だと思うのだが、
それは、明日香の音のまなざしと輪郭を、一番表現できるからと思う。
その表現は、現在も活動を続けている明日香に、立派に通じていると思う。
私は、明日香の歌が、いまでも好きである。
懐かしい・・・
★★★★★
明日香は僕が高校時代に好きだったシンガーソングライターでした。当時はLP2枚目までは買ったんですけど、その後どうなったのかわからなくなってました。もっともそのLPも今じゃ聞けませんけどね。
このCDにのってるポプコングランプリの花ぬすびとは、今聞いても感動的です。確かに今のポップスとは違うけれど、心が安まる何かがあるように思います。たぶん明日香にはこういう曲しか書けないと思うけれど、マイナーではあっても続けていって欲しいと思います。
そういうわけで、僕と同じ年代の人にはおすすめのCDですね。
和み系☆
★★★★★
NHK連続テレビ小説『あすか』のサウンドトラックです。
テレビを見てオープニング曲『風笛』(サントラ#1)のオーボエの美しい音色が聴きたくて購入しました。
楽しい雰囲気でウキウキしてくる『明日香村』(#2)も気に入ってます。
CDジャケットは竹内結子さん。彼女のデビュー作が『あすか』です。
演奏者との打ち合わせは?
★★★★☆
とても素敵な楽曲が収められていると思います。「明日香村のテーマ」に感動して、実際に明日香村を訪ね、橿原から飛鳥寺までを一望できる甘樫の丘に上りましたが、そこからの眺望はまさにあの曲のイメージそのものでした。ホルンで朗々と歌い上げられるテーマ、素敵でした。対して非常な人気曲となった、宮本文昭によるテーマ曲「風笛」の演奏、優秀な演奏だとは思いますが私としては作曲者とのイメージのマッチングが出来ていたのかな、と疑問に感じました。氏はドイツサウンドで演奏されていますが、あの曲はもっとアメリカ的なオーボエの音、つまり太くて柔らかい、バロック・オーボエの進化形としてのオーボエではなく、近代木管楽器としてのオーボエの音で演奏されるべきではないかと感じています。アメリカの著名なオーボエ奏者、ジョン・マック氏あたりが演奏するとどうなるか、聴き比べてみたいものです。