ニトロの文句は俺に言え
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おもしろい!ニトロプラス十周年にふさわしい名作。 シナリオ、原画、音楽どれをとっても一級品買って損なしです。 エロゲーとしてはHシーンが少ないことや、戦闘時の説明が長いなどとおっしゃられる方もいますが、実際には各キャラクターの心情などが緻密に書かれており不要なものを排除する事でより作品の世界にのめり込めますし、戦闘時にはその瞬間瞬間の状況が克明に感じられます。 そもそもジャンルからして抜きゲーではないですし、漫画やアニメではないので見る戦闘ではなく頭で考える戦闘と言えます。そのために様々な知識が網羅されており戦闘がよりリアリティーをもちます。むしろ武者の戦闘を理論付けることから考えれば文量が増えても中弛みしない奈良原先生のシナリオの精巧さが感じられると言えるでしょう。各キャラクターの会話も真剣な空気の中にユーモアが織り交ぜられており、話全体は重々しいものですが、重すぎない感じで進んでいきます。 グロさは主観的な意見ですが、それほど強烈ではないですね、ラノベを読まれる方なら抵抗はさほど無いはずです。 グダグダ書きましたが、これぐらいでは村正の凄さは伝えられません。とにかくやらなければこの作品の凄さ、面白さはわからないと思います。 ちなみに、主人公の湊さんは男から見ても格好良い人物なので是非女性の方にもプレイして頂きたい! 皆さん是非村正をやって見てくださいね。
いかなる正義であっても人を殺すものは悪である
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ニトロプラス10周年記念作品として申し分のない作品ではないでしょうか?
重厚なストーリーにカッコいいメカと個性のあるキャラ、すべてを終えたときは物語に引き込まれすぎていて魂が抜けたようでした。
しかし少々というか結構エグい表現とかあったりしますのでそこらへんが苦手な方はお気に召すかわかりませんがプレイする価値は大いにあると思います。
村正という呪われた剱冑の仕手である主人公の苦悩と葛藤、それを取り巻くさまざまな人々の思想や目的、さまざまなものが交差して紡がれていく物語は
まさに「暗黒大河ドラマ」であったと思います。
ちなみに私は一週目普通にプレイしていたら皆死にましたw(ぇ
最終的にクリアしてもハッピーエンドといった内容ではないのですがそれにいたるまでの様々なドラマを見た後ではけして幸せな最後ではないかもしれないけど
感動し涙しました。
ん〜、不満があれば・・なんでしょうねぇ・・。
あまりに面白かったので睡眠時間を削られてしまうことでしょうかww
あと欲をいえばレーサークルスもモデルを使いまわすのではなくもう少しバリエーションがほしかったとかですかね
全体的に見てとてもいい作品なので未プレイの方はぜひプレイしてみてください!
まさに入魂の一作!
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ニトロ+10周年記念に相応しい入魂の1作ですね。
ストーリー、シナリオ、演出、BGM、ムービーどれも素晴らしい出来だったと思います。
ただし過激な表現(「殺す」等の台詞)が多いので、そういう言葉に不快感を感じる人は
避けた方がいいのかもしれません。
「人と人とが争う」ということに対して脅迫的なまでに真摯に向き合った作品だと思います。
「正義」とは?「悪」とは?「武」とは?など様々なテーマを辛辣に投げかけてきますが、
それぞれに対して物語なりの回答をしっかり持っていてそれを丁寧に表現してくれます。
そして何より「愛」を根幹とした物語だったことが個人的にはすごいよかったです。
映画「ダークナイト」のオマージュとして創作したのかな?と言うのが素直な感想なのですが。
善悪二元論に対するアンチテーゼとして禅思想をぶつけてきたのは驚きの発想だと思いました。
良くも悪くもニトロ+らしい作品だと思います。
悪鬼は嘲って人を殺すのだ。
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一言で言えば"壮絶"。
武の真実、善悪の真実についてこれほど掘り下げて描写した作品は無かった。
主人公、湊斗景明の"武の証立て"に至るまでの道程は正に"壮絶"。
どうしようもない半端者でありながら、自らの殺意を肯定した時は涙すら溢れた。
ネタバレを避けるために全ては語らないが、
"善悪相殺"とは即ち"和を以て貴しと成す"
という事である。
英雄を志した人間にこそ、これをして貰いたい。
英雄の物語ではないと嘯いているが、紛れもなく湊斗景明を始めとした全員が、本物の英雄なのだから。
すげぇ!!!
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すげぇ・・・!
ニトロプラス10周年記念作品、
力の入れようが半端ねぇ・・・っ!!