殉教者たちに捧げたアルバム
★★★★★
1979年作品、アルバム第2作、傑作揃いの初期作品のなかでも人気の高い1枚、ヒット曲で代表曲の一つになる"Sound System"収録、サウンド・システムという言葉を日本に紹介した曲だったとおもう、
デビュー曲「ハンズワーズ革命」から濃かった政治色が全開されたアルバム、タイトルとおりに殉教者たち、キング・ビコなどあくまでも黒人の政治指導者限定、に捧げられた内容でジャケット表の岡に刻まれた殉教者同様に歌詞もしっかり印刷されたラスタファリズム布教作品でもある、
まだデジタル録音されておらず音はいかにも当時のアナログ音、デジタル録音による震えるような微妙な音作りは4作目を待つことになるが、当時もスティーヴィー・ワンダー(全盛期)に比べられたほどのデビッド・ハインズの才能はここから全開となった1970年代末レゲエを代表する作品、