いまだGFRファンの方であれば(笑)迷わず買いでしょう・・・参加ギタリスト2名にビックリ!!
★★★★☆
1978年リリース・・・マークファーナー(G/Vo)除きのGFR:FLINT(おそらく)唯一のアルバム、こういうアルバムがあるとは知らなかったなあ。WOUNDED BIRDの仕事は、本当素晴らしいですね!!内容は、女性コーラスをフューチャーしたGFRという趣・・・GFRの未発表音源と言っても、なんら違和感のない仕上がりです。メンバーは、ドンブリュワー(Vo/Dr)・メルサッチャー(B/G)・クレイグフロストのトリオ・・・アナログの裏面にメンバーフォトがあり、この3人とロントロンブリーとチャックロウという二人が写っていますが、参加しているのは1曲目のみで、将来的にこの5人でやろうと考えてのフォトだったのか?クレジットを見て驚いたのは、トッドラングレン(G:3曲)とフランクザッパ(G:2曲)が参加していた事・・・ある意味コレクターズアイテムですよ、このアルバム(笑)。CD8曲目のクレジットにはザッパの名前がないのですが、アナログ裏面ジャケをよーく見ると記されていますので、プリントミスでしょう(失礼な、笑)・・・彼らしいギター音がでてきますから、間違いなく参加してます。個人的には、10曲目が掘り出し物でした・・・このバンドカラーに合わない(笑)クレイグのメロトロンとザッパのギターが混在するサウンドは、とてもおもしろくてカッコいいです(まあ普通のアメリカンロックなんですが)。GFRファンは、迷わずお手元に!!
暑苦しく、むさ苦しい面々ですが
★★★★☆
音は清々しいアメリカンロックです。1976年に一時解散したGrand Funk Railroadのマークを除く3人が1978年に結成したバンドです。マークは1976年すぐにソロを発表しましたが、比べてみると全く同系統のサウンドで歌がドン・ブルワーに変わっているだけのような印象です。まるでドンのソロアルバムのようです。どうして解散したのか判りませんが音楽的な見解の相違ではないでしょうね。人間関係、金銭トラブル、女性問題のどちらかだったのでしょうかね?。意外だったのはメル・シャッカーが数曲でギターも弾いていることでした。結構やるじゃんってぇ感じ。GFRの熱烈なファンは必要なアルバムですね。
GFR全盛時代を彷彿!
★★★★☆
イメージとしてはマーク・ファーナーのいないGFRかな?という感じです。
まぁ、当たらずとも遠からずと思って頂ければ。
やっぱり一曲目のシュープリームスのカヴァーで完全にやられちゃいます。
CD化で音も分厚くなり、彼ら特有のズッシリ感を感じることが出来ます。
音、楽曲の出来・傾向としてはアメリカン・バンド〜驚異の暴走列車辺りのイメージです。
当時はジャケット・イメージのむさ苦しさ(苦笑)でさほど話題に上がらなかった
レコードみたいでしたが、今聴くと結構素敵です^^;
もう少しポップさが欲しかったので星4個としました。
でも、この発売元のWounded Bird Recordsは本当に良い仕事を多くしてくれる
ありがたいレーベルです。
グランド・ファンクのリズム隊が放つ、豪快で明るいアメリカンロック 1978年発表
★★★★☆
もしかして、初CD化ですか?
ファンにとっては本当、待望のCDですよね。
グランド・ファンクは解散後、ギタリストのマークと、ドン、メル、クレイグの3人という具合に別々に活動を始めるのですが、マークのソロがシンガーソングライター的な方向で多彩な音楽性を提示していたのに対して、このフリントはすっきり明快なアメリカンロックをやっていてダイナミックかつルーツに根ざした音楽性が僕は大好きです。
リズム隊とキーボードのバンド編成なので、ギタリストはグランドファンク時代にプロデューサーとして関わったトッド・ラングレン、フランク・ザッパ他がゲストとして参加しています。
1曲目のシュープリームスのカバーは、最高の出来です。ぶっ太いリズム感、ドンのひたむきな歌唱、コーラスワーク。カバーながらもこの1曲に彼らの最良の部分が凝縮されているような気がします。グランド・ファンクまたはアメリカンロック好きな人には是非一度聴いて欲しいナンバーです。
そんな50〜60'S的なノリは、ピアノを3連で刻むロッカ・バラード調4、女性コーラスとサックスを絡めてモータウンリズムで軽快に飛ばす9で聴けます。
ドンが作曲した6でのソウル・R&Bフィーリングも地味ながらも、良いですね〜。
また、グランド・ファンクの「驚異の暴走列車以降の重厚なハード・ロック路線も7.8で聴けます。ここではクレイグの縦横無尽なキーボードプレイが光ります。
8でのフランク・ザッパの変態的なギタープレイには正直痺れてしまいます。
ヤードバーズのカバー曲5もありますし、10ではバンドが一丸となったドラマチックなナンバーも用意してあります。ここでもフランク・ザッパがギターで好演しています。
十分なプロモーション活動をすることが出来ず、アルバムのセールスも余り芳しくなかったフリントは、公式にはこのアルバム1枚で解散してしまいますが、アメリカンロックの良さが凝縮されたこのアルバム多くの人に聴いて欲しいブツなのです。