カナダのハイパー・ギターリスト、フランク・マリノのライブCD。
お徳用のライブ盤ですが、内容は最高です。

弾きまくるマリノのギターも圧巻ですが、ポールとティムのリズム隊もしっかりしていて安心して聴けます。
気になる音質はこの手のライブ盤にありがちなペラペラなものでもなく、きちんとライン録りでばっちりです。
この内容で1000数百円とは！値段の3倍の価値はあるのでは？

ギターヒーロー好きな方、ハードロック好きな方、ロック全般を聴く方、誰にでもお勧めできます。
アナログ時代から隠れた名作として出回っていますが、MAZEミュージックも売ることを少し考えた方がいいのでは？
ジャケットはまるでブートの様だし、スリック一枚でブックレットが付いていないのもちょっといどうだか？

とりあえず、入手できなくなった後は手に入れるのが難しくなると思いますので、手に入るうちにどうぞ。
あと、マリノのレギュラー盤CDも入手できるうちに併せてどうぞ！

８８年発表のDOUBLE LIVEのリマスター版です。
オリジナルでは音の軽さがありましたが今作はリマスター
ということであり音の輪郭や低音が若干強調されています。
ボーナストラックはSomething's Coming Our Wayで
非常にかっこいい曲です。
初めて買う人は勿論これを買いましょう、オリジナルを
持っている人もボーナスとジャケットが一新されているので
お勧めです。

ハイテクギターリストのフランク・マリノによるライブアルバムです。1988年発表。フランク・マリノといえば先行して発売されている「Live!」が名作ライブ盤として有名ですが、本作でも期待を裏切らない熱演を聴かせてくれます。ライブ盤としての前作では荒削りながらも徹底したジミヘン・フォロワーぶりを見せた彼ですが、ここではフォロワーとしての完成度を高めながらも、少しだけ大人になったサウンドを聴かせています。そういう意味では、「Live!」での猛々しさを求める人にとっては、やや物足りなく感じられるかもしれませんが、ここぞというときには、例のスペイシーサウンドを弾きまくっていますから、ご安心を！

フランク・マリノと言えばおびただしい数のエフェクターを駆使しての音作りで注目されますが、ボーカリストとしてもかなり上手いというか、聴かせる人だと思います。その意味ではボーカリストとしてはやや弱かった師匠ジミヘンよりも上回っている感も。「Live!」での優秀なボーカリストぶりで我々の度肝を抜いた彼ですが、本作ではさらに進化した姿に触れることができます。

蛇足ですが、CD１枚７０分間強のお得感も捨てがたいですね。蛇足ついでにもう一つ。フランク・マリノは1977年に来日していますが、テレビ番組にいくつか出演しています。その番組を収めたDVDが手元にあるのですが、番組の司会がなんと雪村いずみの娘！朝比奈マリアが英語と日本語を巧みに駆使しながらインタビューしていました。こんなことで喜んでいる私もかなり病んでいますね。

ベストアルバムと化したヒット曲の羅列や契約履行のために無理矢理
作った質の低いライヴアルバムとは一線を画します。
名作LIVEの二番煎じではなく、LIVE以降のアルバムから選曲されていることからもFRANKの主張が伺えます。
アレンジ版のJuggernautがかっこいいです。
演奏は申し分ないのだが音質が若干軽いのが残念である。