「平凡だったボク」の平凡な本
★★★☆☆
けっしてこの本をけなすつもりはない。内容としていい本だと思う。しかしこの本、インパクトが薄いのだ。2009年9月になって、わたくしがこうして初レビューとなっていることでも、それはわかるだろう。けなされないが、話題にならない、残念ながら存在感の薄い本になってしまった。
内容としてはいい本である。特に「自分を悲劇の主人公にしない」「この世の中で起きたことは、この世の中で解決できる」という言葉は、真摯に受け止めるべきである。日本人は、概して愚痴っぽいので。
文章が短いのである。各段落毎に写真を入れているから。サブタイトル、成功への「ちょっとした」ヒント、とあるように、軽いノリで読んで欲しかったのかも知れない。しかしせっかく整骨院という、人の健康にかかわる仕事をしているのだから、もうちょっと頑張った自分、患者さんとの交流で感動したことを盛り込んでも良かったと思う。
ま、もっともこの方の場合本の出版はサイドビジネスだから、売れなくても別に構わないのでしょう。平凡な本なので★3つです。