歴史小説はフィクション
★★★★☆
死んだとされる人物が実は生きていたなど、歴史には様々な異論や説がつきものである。
佐々木小次郎は架空の人物だとか、坂本龍馬の剣術はたいしたことなかったなど、100件弱の日本史上の出来事に関する諸説を紹介した本である。一つ一つは短いので、電車の中で読むのに適している。
その分、それぞれの出来事についての背景などの記述が少ないこと、時代がバラバラに記載されている(明治→平安→江戸→弥生→明治といった感じ)ことから、ある程度の日本史への理解が必要となる。
しかし歴史物の小説の内容を史実だと思い込んでいたところもあり、それなりに面白く読めた。