「不動坊火焔」でのまくらは、権太楼師匠が生で聴いたという名人の話、「代書屋」でのまくらは紅白歌合戦のトリの話、豪華客船に乗った話。もう大笑いです。まくらから聴き手をひきつけておいて、それでいて一気呵成に噺に移る話芸もさすがです。
金毘羅舟々の出囃子、拍手の後で「よろしく、お付き合いのほどを願っておこうという風なわけでございますけどね・・・」という声を聞いたら、そこはもう権太楼ワールド。「落語のCDなんかすぐ飽きるでしょ?」なんて思っている方、このCDに限ってそんなことはありません。何度聴いても笑えますので是非ご一聴を!