上手くいっている方だと思います
★★★★☆
この本のような、文章とマンガを併載した本は過去にもいくつか読んだことがある。
それらの多くが、とってつけた感がぬぐえない内容で文章の執筆者、若しくはマンガの作者が目当てで買うと後悔することが多かったと記憶している。
この本はそれらの中では、結構成功している部類にいれてもいいと思う。
カラスヤテイストを濃く味わいたい方には、物足りなさが感じられる可能性は高いと思うけれど、個人的にはカラスヤサトシ漫画の文章部分にも魅力を感じているので、文章中の生徒役カラスヤサトシは結構アリだと思う。
社会学の本としての物足りなさも感じますが、本格的な社会学概論がよみたければアフタヌーン新書のラインナップとかから探すことにして、この本なりの特色が社会学超入門編、カラスヤの無垢な感じは評価すべきと思います。
「マンガ」ではありません。
★★☆☆☆
この本は「マンガ」ではありません。
字だけで書いた本に、10P前後に一つ、4コマの挿し絵があるだけです。
間違いなく、制作者サイドは表紙からして「マンガだと思わせようとして」作ってます。
こういう本だと知っていれば買いませんでした。
カラスヤサトシさんのファンをとにかく金に換えたい、という本です。
最近、カラスヤサトシさんのマンガは全体的に惰性的になってますが…。
こういう本が増えていると、ファンはどんどん離れていくかと思います。
ちなみに本の内容としてですが、社会学として当たり障りがないことが書かれているだけで、
面白みはまったくありません。
カラスヤさんなしでこの人が単独で書いていたら、間違いなく買う人は少ないかと思います。
いい組み合わせです。
★★★★★
マンガ新刊のコーナーに置かれているのを見つけ、カラスヤサトシと千田有紀という組み合わせに驚き、購入しました。オーソドックスな社会学入門の対話に4コマが挟まれていて、笑いつつ読めました。社会学やジェンダー論のイロハを知らない人、初学者、大学に入ったばかりの学生あたりのよい入門書になるのではないでしょうか。基本的に、千田有紀がカラスヤサトシをいじるという形で書かれてますが、その逆がなかったのが残念。千田有紀がカラスヤサトシ程度にいじられていればもっと読ませたんでないかと思います。カラスヤサトシの婚活や非モテについて語りながら、千田のモテ状況、既婚未婚非婚すら一切言及されず…。それにしても、説明は何もなされていませんが、なぜこのコンビになったんでしょうね。