磯崎新が、この本が発行された1975年にこれだけの世界の建築家の状況と動向を把握して、ポストモダニズムの到来を見ているところが本当に驚いた。
この本の良いところは、当時の新鋭建築家の作品・研究・論文・著書の特徴を取り上げて居るところにある、また分野別に分けどんな風に発展させたかなど良い取り上げ方をしている。
発行からすれば確かに古い、しかし書いている内容は古いどころか第一線の建築教育などで活躍する人たちが多い。
そう言った意味で、非常に使えるしこの一冊で10冊の以上の本を大まかではあるけど、理解が出来るので良書です。