早乙女ルイの演技が光るが作品は尻つぼみ
★★★★☆
結婚式を間近に控えた娘が、結婚後も同居するはずだったのに、何かと干渉してくる父親を嫌がって別居すると言い出す。すると優しかった父親が豹変、「お前の言う通りにはさせない」と無理やり娘を犯そうとする。娘は激しく抵抗するが「騒ぐと母親に気づかれるぞ」と脅しておとなしくさせる。大声を出せずに犯される早乙女ルイの表情がよく、カメラアングルも秀逸でそそられる。ただ、母親に気づかれて一番困るのはやはり父親だと思う。脅しにいまいち説得力がない。
婚約者や母親も出てくるのだが、その後もひたすら父が娘を犯すというパターンで、最後にウエディングドレスを着た姿を父親に見せるシーンで終わる。終わり方はそそるものがありいいと思うのだが、全体に尻つぼみな印象をぬぐえない。ストーリー的にはその後も同居するのだから、結婚後の関係まで発展させて見せてもよかったと思う。