北から南まで、気軽に読める
★★★☆☆
おもに5ページくらいの短文が、地域別にまとめられた本。
北海道から九州まで網羅しているが、やはり著者出身の関西が厚めに配分。
60年〜80年代の司馬さんのエッセーが、読める。
気軽に読める文もあれば、ちょっとした地名トリビアも楽しめる。
・木津川の分流・尻無川〜大阪の地名は詩的ではない。即物的だとのご指摘。
・動物園の東京上野の由来は、伊賀にあった。
・本来の読みは、東京(トウケイ)京都(ケイト)だった。
(ちなみに本家のトウケイは洛陽、関羽のお墓があるとこ
京都や土佐では、やはり幕末ネタ
・土方歳三の意外な一面ヘタクソな俳句
・寺田屋と女傑おりょう
・竜馬の初恋と恋文
など