ソニーコンピューターエンターテイメントジャパンから発売中の「ワイルドアームズザフォースデトネイター」のサントラです。
なるけさんが製作中、体調をくずされて他の方も作曲されてます。
歌詞カード(曲リストがあるやつ)にもなるけさんのコメントで書いてありましたがザコバトルが1番苦労されていたと。最後の最後でようやくおっけーが出たとか。
だからという訳ではないですがザコバトル曲ガンブレイズがたまらなくかっこよくていいです。
もちろん他に作曲した方々もすばらしいです。
ワイルドアームズの世界観と場面の雰囲気が見事にマッチしてます。
ゲームをやってなくても聴くだけで「この曲はここのシーンで流れるのかな」となるはずです。
オススメです♪

曲自体は、サントラで曲だけ聞いてもいいと思える曲ばかりなのですが、
残念なことに音が薄い。
聞いていてあれ？と思うぐらい音がちゃちいし迫力がないです。
曲だけで考えたら星５つなのですが、音が悪いので２つ低い星３つです。
曲を持ち歩きたいのでなければ、ゲームをやることをお勧めします。

なるけみちこさんが体調不良のため急遽3人の方が楽曲制作を手伝った、というのが真相ですが、今回の曲は四人の作曲家さんの良いところが前面に出たCDになりました。
まず、ゲームの世界観が音楽によって崩れなかったこと。ギャラボベーロの音楽などはなるけさんがあまり作らない曲です。良い刺激になりました。
最終バトルは2曲続けてなるけさんの作曲です。
おすすめは、「激突、第四交錯地点」「ポートアイリントン」「輝槍は闇を突き穿つ」「空を見上げる君がいるから」あたりでしょうか。

確かに前作までのなるけ節とも言えるメロディの濃さや和音の重なりの印象は薄れています。ただ、今までにない「合作」というスタイルをとってもワイルドアームズの世界が失われない、ということを証明した、ある意味デトネイター（起爆剤）とも言える一品です。

ゲームをしている間中「あれ？」とは思っていたのですが、4thでは歌とごく一部のBGM以外はなるけさんでなく、他の複数の方が担当されています。
迷いましたが購入しました。

「ワイルドアームズのBGM」としては意見が分かれるとは思いますが、こればっかりはユーザーの好みの問題だと思います。実際にゲームをやってみてor聞いてみて良かったら購入という選択肢が妥当かと。
なるけさんにこだわるのであれば物足りない感じもしますし、けれどRPGのBGMとして考えるなら私個人としてはいいのではないかと思いました。

私が購入を決めた直接の理由は、麻生かほ里さんの歌う主題歌（「空を見上げる君がいるから」「as time goes by」）が収録されていたからです。後悔はまったくありませんが、そういった点で割高な感じは否めません。
今後、「alone the world」のようなボーカルアルバムを期待したいです。

今回はなるけみちこ氏を筆頭に４人のコンポーザーが参加しているので、私は多様性があっておもしろいアルバムだと思いました。
私は4thからワイルドアームズをプレイし始めたこともあり、コンポーザーに対する強いこだわりがありませんでした。ですから「多様性があっておもしろい」などと言えるのですが、古参のなるけファンにとってコンポーザーが増えるというのは、あまり喜ばしい事ではなかったのかもしれません。曲の「荒野」感もシリーズを重ねるごとに薄くなっているような気もしますし…

CDの中からお気に入りの曲を挙げていくと、７割位がなるけみちこ氏の曲でした。まずファーストインプレッションが良かったし、聴いていて飽きない！他のコンポーザーの曲の中に良い曲がないという訳ではないのですが、フレーズの繰り返しが多く、すぐにとばしたくなる曲が多いように感じました（聞き慣れるとそうでもなくなるのですが…）。やはりなるけ氏の曲には人を引き付ける「何か」があるようです。

まず少なくとも私は買って損はしませんでした。

ワイルドアームズ好きです。サントラ聴いてるだけで癒しになります。他のシリーズも聞きたくなります。