記述問題に関しても、特に記述力の弱い男の子は早くから対策をはじめないといけないのだが追いつかないのが実情。
もし、塾で夏以降も記述の指導が甘いようならばこの問題集を使うのがよいだろう。
この問題集は解説が甘く、「書き方」自体の説明がないのが難点なのだが、問題量、難易度ともに良問が多く、やる価値は充分。
塾に記述問題への対応を聞いてみて(詭弁に惑わされないよう)、状況次第ではこの問題集に手を出し、社会科教師や国語科教師に
書き方の指導を仰ぐのが効果的ではないか。
また、新傾向の問題や記述の難易度の極めて高い学校の問題対策としてはまだ不足しているので四谷大塚の「最前線」や
塾の指導に頼ることとなる。
最終的にはとてもよくできた問題集だが、これを一人でできる子なら不充分、できない子なら手助けが要るので結局は
塾講師の力量次第というところではないだろうか。
長いレビューになりましたが、意味ある受験になりますようお祈りいたします。