数学科の人が学ぶには物足りないかも知れませんが，物理学を学ぶ人には絶対お勧めです。

私は現在高校で物理と数学を教えていますが，大学時代にこの本と出会えていたら…。

この本で学べば物理で多用する微分方程式に向き合う姿勢がまったく変わってくると思います。
ちなみに私はこの本をBOOK　○FFで105円で買いましたが，夢中になって解いてしまいました。

初等的な微分方程式の解法を紹介しています、一般論よりも具体的にどうするのか？
ということを知りたい人が最初に読むといい本だと思います。
またベッセル関数など、この本全体と比べて少しレベル高いかな、といったものでも
他分野（物理、データ解析等）でよく目にするものについては取り上げています。

ところで、ゆとり教育がどうのこうの言ってる反面で、一部の大学（あくまで一部）は
数年後から新たに簡単な線形微分方程式が出題範囲になるらしいので
そういったことの対策をしたい高校生にもおすすめできる本じゃないかと思います。

常微分方程式の解法をコンパクトにまとめた本。
演算子の用法などにも多くが割かれている。
操作変数法が入っていないなど若干内容の不足があるがとりあえず解法を学びたいという人にはお勧め。
ただなぜこの解法になるのかということは分かりにくい。
仕えればいいという人向け。